マーケティングインフォメーションコミュニティ（MIC）とホームネットカーズ（HNC）は車検販売研修「車検道場」を全国に取り組み拡大するが＝既報、複数開催地と参加募集がオープンになったことで、従来以上の人気を集めそうだ。

　昨年夏に「NXレディ車検講座」としてスタートした同研修は、従来は車番認識システム「SuperNX（スーパー・エヌエックス）」の導入店のみが参加できるクローズドな研修だった。今年からは同システム未導入SSから多数寄せられていた受講要望に応え、 またMIC直営の寒川SS1カ所のみでは受け入れ態勢に限界があるとして、複数地開催・参加者オープン募集にリニューアルした。開催規模の拡大は、車検販売実績の高い各地セルフSSの協力を得て実現した。

　MICは同研修の特徴として、これまで全国のSSスタッフ約70人（うち女性参加者は約25%）が参加し、3日間の短期集中講座でほぼ全員が4-10件の車検予約を獲得した実績を強調。「実質2日間の実践訓練での車検獲得台数は平均6台。現場でのマンツーマンに近い指導方法により、参加者は車検販売に確固とした自信を得て自SSに帰り、その後の活躍も目覚しい」と話す。

　実際に車検が獲れているSSの環境に身を置き、アプローチ→店内誘導→商談→クロージングを各参加者が見直すことで、車検獲得のツボを体得するのが特徴だ。

　同社は「月間30-50台の車検を獲得できる人材がいれば、SSの収益性は大きく改善する。同研修にSS経営者やマネージャーが高い評価を寄せるのは、そのような人材を育成できているのが理由」と自信をみせる。車検を劇的に増やしたいSSにとって最強の訓練機関になるとして、広く受講者を募集中だ。