その一方で販促プロの目線から業務の信頼性確保には釘を刺す。「まずSSはしっかりしたパートナー選びが前提。ニコレンはレンタカーの安全運用を支援する独自の仕組みがある。システムに車両管理の概念を設け、保険登録や定期点検記録がないと貸し出しの対象にならない。さらにホームネットのコールセンターによる24時間対応、MICの指導力を加えた3社バックアップ体制の総合力で勝負する」と語る。
業界大手のトヨタレンタカーは拠点数700カ所強、それに対してSS専門のレンタカーFCは同社も含めてすでに3社ある。同社長は「年内に700前後までSSレンタカーは拡大するはず。トヨタと数で肩を並べればSSレンタカーの市場認知は確実になるが、車検のように専業店からのネガティブキャンペーン(イメージ悪化の宣伝)も考えられる」と話、FC各社が一致団結してSSレンタカーを適正なビジネスに育て上げる姿勢が大切だと指摘する。
「安定した市場形成に努めれば、SSの中古車レンタカーが生活の一部になり地域住民の足として認知される時代が必ずくる。」と同社長。「SSのマーケットオリエンテットのために、他社FCと良い意味のライバルとして協力していきたい」と将来を見据えた活動に尽力する考えだ。
ニコレンは第一募集で4月までに200拠点、さらに今年度内で500拠点をめざす方針。 |